| 1. |
種漆塗り(たねうるしぬり)
こした種漆を漆ハケで塗る。 |
| 2. |
種蒔き(たねまき)
濡れた塗膜面へすぐ菜種を蒔く。 |
| 3. |
放置
種まきを終えたら、器物表面に菜種が付着した状態で、1時間位冬季で30分位放置する。 |
| 4. |
種漆の乾燥
漆風呂に入れられた種漆は、場所によって乾燥の速さが違う。出入り口の扉の方より、他の三方の壁側の方が速い。時々、器物を回転させ全体が同じような速度で乾燥するような配慮が必要である。 |
| 5. |
種はぎ
種漆の上に蒔かれた菜種をはぎ取る作業をいう。へらを塗面に対し、10〜15度に傾けて持ち、へら先全体へ同じような力が配分されるように注意をしながら移動させる。 |
| 6. |
殻取り(からとり)
種漆に密着した菜種を取る際、へらによって球形の種子がこわれ、殻が塗膜に残ることがある。このような、漆膜面に残った殻を取り去る作業をいう。 |
| 7. |
乾燥(かんそう)
自分のペースで作業を進めている場合、夏季には4〜5日、冬季には5〜6日間漆風呂へ入れ、十分に乾燥させる。 |
| 8. |
種漆研ぎ(たねうるしとぎ)
種漆の輪状突起を大清水砥・市販の赤砥・耐水ペーパーなどで水砥ぎする。砥粉がが凹部に入っているので、亀の甲たわしで水洗いをし、その後、木綿布などで水分を拭き取り、自然乾燥させる。 |
| 9. |
上漆塗(あげうるしぬり)
漆バケで上げ漆を塗り、漆風呂へ夏季は1日、冬季は2日入れておく。 |
| 10. |
上漆研ぎ
大清水砥や赤砥・耐水ペーパーなどで水研ぎをする。この工程を荒研ぎといい、この時の塗膜の乾燥が十分でない場合、漆風呂へもう1日入れておく。 |
| 11. |
共漆塗り(ともうるしぬり)
荒研ぎによって平滑化された塗膜面には、凹凸部(荒気の部分を称する)と平坦部がある。凹部分には上漆を塗り、平滑化する必要がある。前工程で使用した上漆を塗ると、平坦部は仕上がり色となり、凹部は多少黒ずんだ色となる。この色むらを防止するのが共漆塗りである。 |
| 12. |
仕上げ研ぎ
比較的硬度の高い大清水砥、するが炭、場合によっては、ろいろ炭などを、赤砥や名倉砥をあわせ砥(研ぎに使う砥石や炭の整形に使う砥石)として使用し、水砥ぎする。 |